まだ立体音響なんてやってるんですか?

バイノーラルとか、サラウンドとかを考えてみる。

このブログについて。

このブログでは、バイノーラルやサラウンドなどの立体音響を使った録音・再生技術について私、胆嚢が考えたことのメモや、技術の紹介などをしていきます。

 

スタンスとしては以下の三点を大切にしていきます。

  • 自分の感性を過信するようなオカルティズムに走らないこと。
  • 工学的・物理的な側面だけに着目しすぎて、音への感受性を見失わないこと。
  • エコロジカル(生態学的)に現実の自分の生活のなかで出会う音を信じること。

オーディオ、特に高級オーディオの評価はとかく主観的な感想に終わってしまいがちです。批評家は修辞的な感想を述べるに留まり、その言葉だけが一人歩きしてしまい、実際に鳴っている音が取り残されることになります。

 

一方、音響工学的な分野では、物理的なシミュレーションや実測データを用いて音を評価します。しかし、我々が実際の生活で直感的に感じる音と異なる結果になることもあります。

 

詳しくは述べませんが、物理現象である音と、心理的現象である音を両方大切にして、立体音響を考えてみよう、というのがこのブログの趣旨です。

 

とりあえず一発目のネタとしてはバイノーラル再生の金字塔として名高いアレの特許を翻訳するつもり。